貴方を忘れない。

「もう一ついいですか……」


「…はい」


「私は帰れるんですか……」



…………………



ロナウドさんは深刻な表情になる



「帰れないん……です……ね」




「申し訳ございません、そればかりは私の力ではどうすることも」



「そうですか………え、じゃあ他にできる人はいるんですか‼︎」


希望の光が見えた気がする


「…はい、グレン様でしたら」



「グレン…?」



「グレン様はこの城の王子のお父様
つまり、この国を納める王様のことです」



やった!帰れるじゃん‼︎


「その人にはどこに行けば会えるんですか?」



……………




どうしたのだろう、ロナウドさんは黙ったままだ



「…申し上げにくいのですが、………グレン様に会うことは不可能かと思われます」



「え…どう…して」