貴方を忘れない。


ビューーーーーーーー


ビクッ!!!



振り返ると窓が開いていた



カーテンがユラユラ揺れている


外はいつの間にか夜になっている


月の明かりが部屋に徐々に入ってくる



恐る恐る窓の方に近づいた


その時



背後に寒気を感じた
それと、

人の気配も…


バッ‼︎



陽南は勢いよくと振り返った



なにかが立っているが部屋が暗くて何も見えない


すると



月の光がその物を下からゆっくりと照らしていく



光が全てを映し出した



その瞬間



私は息をするのも忘れていた