森を抜けたその先を見て


陽南は後悔した


そこに広がるのは、化物たちの殺し合い


狼の顔の物や


悪魔の顔の物や


鬼のような顔の物


それらには長く鋭い爪が伸びており


背中には大きな羽



そこ光景に何度も目をぱちくりしたり、頬っぺたをつねってみたりもするが

やはり

夢ではなかった