「それでっ………んん゛、ごほっ、ごほっ、ぅぇ……
それでは、りんさん…。
こちらを、どうぞつけてみてください。」
文面だけみれば、まあ…残念だけど優秀な部下か何かみたいだけどさ、実際、言葉にするのも辛いくらい酷い顔をしててね?
「……ん。」
それでもとにかく、つけてみたらあら大変。
郁人さんてば、顔を真っ赤にしちゃって。
(※ 今のりんさんは恥ずかしすぎて若干キャラ変が。)
「にゃ、にゃーん…は………」
「にゃ…ん、…にゃーん…………ぁ、ぅぅ…」
ドンッ
という音に我に帰ったら驚いたことに顔を真っ赤にした郁人が倒れていた。
必死に起こそうとするけど、なかなか起きてくれない。
どうしようもないから放置することにした。
私は悪くないよ?
起きない郁人が悪いんだもんね。
でも、流石に可哀想だから、毛布をかけてあげた。
いや別に、優しさとかそんなんじゃなくて。
後で風邪でも引かれたら面倒なことになるから。
……ただ、それだけの話。…だし。


