やっぱりその話しか…
『ユカ。助けて』
『ムリ。たまには相手しなさい』
そんな風にユカは目で言うけど、この感じは相手をしない方が無難だと思うのは私だけ?
でも仕方ない。
分からないように小さくため息をついてから女の子たちに向き合う。
「長岡くんとは付き合ってないよ」
「でも珍しいよね。青柳さんが水城くん以外の男子と話すの」
変に気を持たせないようにしているから男子と話さないようにしているんだけど、そこは分かってもらえない。
「もしかして青柳さん、長岡くんの事、本当は好きなの?」
なぜそうなる?!
あ、でも、チラッと1人の女の子を見た感じで、どうやらその子が長岡くんの事好きだということが分かった。
確か野球部のマネージャーだったような。
健康的に日焼けした肌はいかに真面目にマネージャーとして働いているって感じですごく好感度高い。
どうして長岡くんはこういう子を選ばないんだろう。


