「光…ちょっと、本気…?」
『ウ…』
「う…?」
『ソ』
「そ?…うそ?え?嘘?!」
からかわれた!
ベットから離れた光は大爆笑。
こっちは変な汗掻いたっていうのに。
「ドキドキした分の心臓の頑張りを返してー!」
『へぇ。ドキドキしたんだ?そういえば蛍って緊張すると美人が台無しになるんだよな。さっきの顔、スゲー不細工だった』
「なっ!?光のバカっ!もう帰るっ!」
そう言って急いでベッドから降りて部屋を出ようとした時、腕が掴まれた。
「今度はなに?」
私を見下ろす光を見上げ、キッと睨む。
するとギュッと抱きしめられ、頭頂部に光の唇が触れた…気がした。
ただ顔を埋めているだけかもしれないけど。
でも一体、何してるの?
何が起きているの?


