「フフ」
『なんだよ、ニヤニヤして』
光が楽しいと私も楽しい。
光が笑えば私も笑う。
「良い友達出来て良かったね」
『うるさいな』
「あらー?照れてるー!可愛いなぁー!」
光は照れると少しだけ頬が赤くなる。
色白、かつツヤツヤな肌に赤みが射すと女の子っぽくなるんだ。
美人で有名だったお姉さんとそっくりの…
『どうした?』
「あ、ううん。なんでもない。そうだ!光が長岡くんを友達だと思っていること、本人に伝えてあげようよ」
『わざわざ?』
「長岡くん、光が友達と思ってくれているか気になっているみたいだったよ」
『友達ってわざわざ伝えるものでもない気がするけど』
「うーん。確かにそうかも。じゃ、態度で示してあげて。連れションするとか」
『女じゃあるまいし』