「光、告白されたらしいよ」



「本当?!」



「うん。断ったらしいけど、早くしないと幼馴染みでも側にいられなくなるよ?」



この言葉に覚悟を決めた私はバレンタインに告白する事を決めた。



『14日

話したいことがあるから一緒に帰ろう

校門で待ってる』



緊張で震える手でそうメールして。




でも待てど暮らせど、連絡をいくらしても光は約束の場所に来なかった。



この時は一緒に登校していなかったから、そもそも学校に来ていなかった事を知る由もなく。



私ではない別の子の方に行ったんだと諦めて、トボトボと家に帰った。