「でも心配しなくても大丈夫だよ。蛍には私がいるし、水城くんのおかげで雰囲気変わったから」
『青木さんは蛍の事、妬んだりしないの?』
「私は蛍のいいところたくさん知ってるし、美しい男が好きなのと同じくらい、綺麗な女の子が好きだから妬んだりしないよ」
最後の方はすごく意味深な発言だったけど、いい友達に恵まれて良かったな、蛍。
トントン
それを伝えたくて、一生懸命給仕と応援をしている蛍の肩を叩く。
「あ、光!ちゃんとパンケーキ食べた?」
『不味かった』
「ウソ…」
『ウソ。それより今日、一緒に帰ろう』
「あ、うん!いいよ」
『じゃあ迎えに来る』
「分かった!」
そうだ。
蛍には笑顔が似合う。
その笑顔が見れれば他には何もいらない。