甘薇~美しい花にも棘がある~


ーーードカァァァアアン


俺が意識を失う寸前。

「止めろ!やめてくれ。どうしたんだよ。なぁ!」


ある男に止められた。

あぁ俺は死ぬことすら出来ないのか。

「おい!お前は月卯歌に着いていけ!」

「りーちゃん!!早く!」

俺は生きる方にいった。

やっぱり俺は生きたいんだ。

ダダッ

俺は月卯歌と一緒に走った。

走って走って走った。


月卯歌がある家の前で止まる。

「ここがあの人の家。」

「嫌だ!行きたくない!もう嫌だ。」

「大丈夫。あたしがいるよ。ずっと傍にいる。抱きしめてあげるから。ね?」

「わかった。」


そうして俺はそこに住んだ。

後々分かったが、助けてくれた人は王冠の2代目総長だそうだ。


〜驪几歌の過去 終了〜

驪几歌side end