「席つけー。
出欠とるよ。」



担任の声を片耳に入れながら空を見る。
びっくりするぐらいに晴れていた。


「この晴れ、少し怖いなぁ。」



何かとんでもないことが起こりそうな感覚に陥る。
その横で真衣ちゃんは。



「晴れてるってことは、サッカー日和か。」

「そうだね。」

「よかったじゃん。
神楽坂たち、喜ぶじゃん。」

「うん…。」