「桜?」 前にいる雪がふいに振り返った。 その声に過剰に反応して、ビクッ と肩が揺れる。 いきなり過ぎてビックリしちゃったじゃん。 「何?ゆ………」 雪の目に視線を合わせ、名前を呼ぼうとした瞬間………鼻を掠めた甘い香り。 気付くと目の前には雪の顔。 そして、唇には心地よい雪の唇。 ………………雪のキス魔。