「先生…、雪はどうですか?」 「あぁ、熟睡してる。なんか疲れてたんじゃないか?」 雪は疲れているようには見えなかったけど、そんなに疲れが溜まっていたのかな? おでこに貼られたガーゼ。 ちょっと血がにじんでいる気がする。 さっきまでなんともなかったのにな。 スースーっと寝ている雪のさらさらの前髪を 子猫を撫でるみたいに何度も撫でた。 「それよりさ?」 「はい…?」 「八枝……かわいくなったな」 「はい……って、はい?」 「だからさ……、可愛いなぁーとか思って」