「へ?」 梅田先生に言われた通り、雪の顔をよく見てみる。 だけど、その表情はさっき見た時と同じように穏やか…。 「………ん」 やだな、私。 雪が何か喋ったように思えちゃった。 幻覚? 頭……やばいかも。 でも、心なしか雪の口が動いたような……。 胸も上下に規則正しく揺れているような…。 あっ…もしかして 「だから、こいつ寝てるだけだ」 「ほんとうに?」 「あぁ……大丈夫だ」 憎たらしいはずの梅田先生の声で、ドッっと体の力が抜けるのがわかった。 寝てるだけ……。 「よかったぁ…」