俺は、さっき桜ちゃんが通ったであろう廊下を歩いている。 さっき、桜ちゃんの涙を見た瞬間、俺の中の糸が切れた。 俺にとって、桜ちゃんは大切な存在。 特別な意味はない。 雪も俺にとっては大切な存在……。 だから、二人に幸せになって欲しかった。 だけど、それが雪の軽率な行動で壊されて なおかつ誰かの涙を流させているなんて事をを知ったからには もう黙ってなんかいられない。 俺は、保健室へと足を急がせた…………。