俺は、雛ちゃんの手を取り、歩き出した。 悲しそうな雛ちゃん……。 そんな雛ちゃんを見てられなかったんだ。 雪……。 お前、もっと雛ちゃんの事見てやれよ。 こんなに無理してるのに…気付かないのか? 彼女なんだろ? お前の大切な人なんだろ? 言いたいことだって、いっぱいあるのに、こんな小さな体に溜めてんだぜ? 雛ちゃんは、俺の友達でもあるんだよ……。