「…あ」 思わず声が出ちゃった私。 山野君はすこし私をみて目をそらした。 …山野君、ちゃんと補習に来たんだ。 「…なあ」 え…⁇ 私ですか…⁇ 「は、はい…」 始めて話しかけられた。 「隣…いい⁇」 「あ、え。どうぞ」 私の隣に来る彼。 その時彼からは香水の香りが漂った。 この香り、好きだな…。 なんて思っていたら 「宿題とかやるんだ」 と、言ってきた。