「はぅ~ 疲れた~」 その後睡魔と戦いながらなんとか午後に授業を終え、帰りの会を残すだけとなった。 「里田さん、会が終わったら図書室に来てくれるかな? ちょっと手伝って欲しいことがあって」 机にへばりついてうだっていると、クラスメイトの佐野くんにそんなことを言われた。 「うん、私に出来ることなら、手伝うよ どれくらいかかるかな?」 帰りは先輩に途中まで送ってもらっているから、そんなに遅くまではできない。 「うん、すぐ終わると思うからさ ありがとう」