「最低です!」

「優菜、ごめんって」

「ごめんじゃすみませんよ」


結局あのあと最後までやって、今に至る。
先輩とやるのは、初めてではない。

でも、ここは学校で、しかも屋上。


いつ人が来てもおかしくない場所であって、もしかしたら誰かに見られていたかもしれない。
それを考えただけで、顔に熱が集まるのが分かる。



「優菜どうした?そんなに赤くなって

なに、足りなかった?もっかいしとく?」

「やっ、先輩、ほんとに……っ」

「声我慢してる優菜可愛かったよ」

「~//////」


そういいながら足をさわさわする先輩は、犬系と言うよりもはや狼系だ。