「優菜」


告白した次の日、お昼休みを音羽ちゃんと過ごしていると急に先輩が教室に来た。


「え、優菜本当に奥村先輩と付き合えたの?」

「えと、その、うん……」


先輩は手招きしていて、行ってみると


「一緒に散歩しよっか」


優しく微笑みながらそう言った。


「はいっ」


それから毎日、先輩は私の教室まで迎えに来ている。