「…死なないよ。 絶対大丈夫だって…。」 「……」 「ホラ、とりあえず 中入ろう。 体、乾かさなきゃさ。」 小さく頷いたアリスに、シュウの知っている凜とした彼女の面影は無く、 まるで冬を迎える草木の様な儚さと、頼りなさだけが感じられた。