「そんで、彩葉はここで何してんの?」
ジュースを飲んでご機嫌になった夏樹は、笑顔で聞いてくる。
「待ってんのっ」
「誰を?あー待って、誰か当てるから……」
「当たるわけないじゃん」
あきれたように笑うあたしだったけど、夏樹はニヤニヤした顔であたしを見る。
「永瀬だろ?」
「えっ!?ど、どうしてっ?」
なんでわかったの?
夏樹はもしかして、人の心が読める能力があるとか?
「ねぇ、超能力者なの?」
「あははっ。そんなわけあるかいっ!バレバレだっての」
ウソ……。
バレバレだったんだ……あたしの気持ち。



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)