「先生……って、いないじゃん。湿布はどこだろ……?」 あたしが保健室の棚を開けて湿布を探していると、彼がそばにやってきた。 「……陸斗くん?」 彼は湿布のある場所を知っていて、引き出しから1枚取り出した。 「ありがとぉ、陸斗くん……え?」 笑顔で湿布を受け取ろうとした瞬間、彼はつき指をしていないほうのあたしの手首を掴んだ。 「そこ……座れよ」