「宿題、休み時間の間に終わりそぉ?」 あたしはいつも通り、明るく陸斗くんに話しかけてみる。 彼はノートを書く手を止めず、あたしのほうをチラリとも見ない。 ……はいはい、また無視ですね。 「授業中だけメガネかけてるけど、視力どれくらいなの?」 ……やっぱり返答はない。 「今日の朝ごはん、何食べた?」 「…………」 「昨日の9時からのドラマ観た?」 「…………」 無視されるとわかっていても、あたしはめげずに話しかける。