ひまわりの約束ー君だけを、ずっと。[完]




「おまえの家って、どこなわけ?」



陸斗くんの声に、ハッと顔をあげる。



いつも陸斗くんが利用している、学校近くのバス停が見えてきた。



「あ、バス停のベンチで下ろしてくれれば大丈夫っ」



「足は?」



「お母さんに電話するから。仕事そろそろ終わる頃だし、車で迎えに来てもらうよ」



「そうしてくれ」



ホッとしたような陸斗くんの声に、あたしはニコッと笑った。



「家まで30分も歩いておんぶしてもらうなんて、陸斗くんに悪いし」



「あたりまえだ」



「ふふっ」



本当は、



陸斗くんにおんぶされたまま、時間が止まればいいのにって……そう思った。



でも、陸斗くんにおんぶしてもらえたこと。



きっと、一生の思い出だよ。