「いいかげん黙んねーと、田んぼに落とすぞ」 「そうやって言ってても、陸斗くんは優しいから絶対落とさないもんねーだ」 大きく息を吐き出した陸斗くんは、再び歩き始めた。 「おまえは俺の何を知ってんだよ……ったく」 「え?本気で田んぼに落とすつもりっ!?」 「んなわけねーだろ」 あたしは満面の笑みで、陸斗くんの首に腕を絡めてぎゅっとする。