雨の中を走っていくバスを、その場で見つめていた。 傘を持つ手に、ぎゅっと力が入る。 ……ねぇ、陸斗くん。 あたしのために、傘を傾けてくれてありがとう。 あたしのために、右肩を濡らしてくれてありがとう。 それから……。 振り向いてもらえるように頑張るから。 だから、 好きでいることを許して。