学校近くのバス停にたどり着いたあたしたちは、 傘の中で並んで立ち、バスが来るのを待った。 ちらっと横を覗き込むと、陸斗くんの右肩が雨で濡れていた。 ここまでずっと、 あたしのほうに傘を傾けてくれていたんだ……。 だってあたしの左肩は、全然濡れていないから。 そんな陸斗くんの優しさがうれしくて、胸がぎゅっと締め付けられる。 いつも冷たいのに、こうして時々優しい。