教室に着いた。




私は深呼吸をして
中に入った。




今は休み時間だったから
ほとんどの生徒は
私には気付かなかった。




「未瑠!?どうしたの?その目!」




1番に駆け寄って来たのは
璃那だった。




「あ~ちょっと泣いてたの・・・。
それで今日はもう帰るね!」




「うん。わかった。」




璃那は寂しそうな顔をした。




「家に帰ったらメールして!
今日あったことで相談したいし!」




「うん!」




私は自分の席に戻った。




智也と目が合った。




私は胸がチクッと痛んだ。