「ん…んーー!」 強張った体をほぐそうと背伸びする。 伸ばされた筋肉が体になじんできて目覚めがいい。 と同時に俺の鼻をかすめたのはローズの香り… 「菜央…」 一瞬にして落ち込みそうになるのを奮い立たせてベッドから起き上がると窓を開けた。 外の空気と交わればこの香りもそのうち消えていくだろう。 そのとききっと本当の意味で俺は菜央から卒業してる。 シャワーを浴び家を出た。 学校へ向かった俺は教室へ行くことなく昨日の場所へと足を進める。 何もないだだっ広い空間に…