ギギギギギ。

…はぁ。あぶね。もうちょっとで校門に直撃するとこだったよ。


と思っていると、

コトミ「えーるーーー!!!!はよ!」

「琴美ー!はよ!…って、聖羅は一緒じゃないん?」

コトミ「あそこ見たらわかる。」

琴美が指を指したほうを見ると…



「なんじゃあれ。」

セイラ「うわああああああああああん」

…子供みたいに大泣きする聖羅が。

コトミ「陸とクラスが一緒やったんやと。」

「あー…そゆことな。りょーかい。」

コトミ「てかさ、おかしくない!?聖羅、美奈(ミナ)、笑留同じクラスで、うちだけ離れたんよ!?おかしくね!?」

「マジで。それはおかしい。うん。」

コトミ「やんな~。あれ?美奈は?家近いやん」

「なんか今日遅れるって」

コトミ「そうなんy「ええええええるるるるるるるここここことととととみみみみみみみみ!!!!」

ドンッ

…いたた…

なんや…?

コトミ「美奈ー!!遅かったなぁ!」

ミナ「寝坊した( ˙-˙ )」

「ふむ。美奈らしくてよろしい。」

美奈は、ちっちゃくて、結構子供っぽくて、惚れやすくて、飽きやすい…

うさぎみたいな、うちの昔からの親友。

人懐っこいから誰にでも仲良くなる…

ミナ「あれ?聖羅ちゃんは?」

「あの有様ですよ。陸と同じクラスやったんやと。」

ミナ「あー…把握。」

セイラ「え゛え゛え゛る゛る゛る゛」

うわ。きた。

「なんよ…」

セイラ「クラス同じや゛っだあ゛あ゛」

「わかったから…鼻水垂らすのやめよ…?」

ミナ「あ、聖羅ちゃん、陸きたよ。」

セイラ「行ってまいる。」

そんなこと言いながら陸の背後にまわり、無音カメラでパシャパシャしとる。

…あいつアホか。

コトミ「行こか…」

ミナ「うん…」

「うん…異議なし。」

そう言ってそれぞれ自分の教室へ向かった。