それからというもの、シフトがかぶると天野くんは駅までの数分の短い距離を送ってくれるようになった。 でもあの酔ったとき以来 私を笑かしてくれたりするだけで、 特に好き。とかいう言葉を言わなくなった。 「でさ、その客なんつったと思う?(笑)」 『えっなになに(笑)』 「シャンプーガフって!(笑)」 『なにそれ、しょうもない(笑)』 「しょうもないってなんだよ(笑) あんときあそこにいれば絶対笑ってるぜ?(笑)」 『ほんとー?(笑)でもさ「あれ、かのんちゃん?」