妖怪囃子

『お母さん...火炙り...お父さん...火炙り...


どっちもこの世にはいない...』



えっ。 やばっ。変なこと聞いちゃったかも。


火炙りって...現代ではそんなことねーぞ?

けど、うそいってるわけじゃなさそうだし。


とりあえず、この子ひとりなら置いていけねーよな。


可愛そうだろ、こんな人の少ない森の中。
だれもいねーし。




「いつからここにひとりでいるの?」


『60年ぐらい』


少女は真面目だ。

だが、白髪の少年の頭の上には
はてなマークしかみえない。