【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】




本音を言えば、もの凄く知りたかった。

これから、自分が就こうとしている職業の内容が、気にならない人間など居るはずない。

でも、もし仕事内容を聞いてしまって、『自分には無理』

そう思ってしまうのが、怖かったのも確か。

「そっかぁ。まあ、どんな仕事でも、それなりに大変だし奥が深いものよ、茉莉」

私のそんな気持ちを、知ってか知らずか。

美由紀はうんうん頷きながら、私の肩をぽんぽん叩くと、最後に悪戯っ子のような瞳でこう言ったのだ。

「一言でいうなら、オ・ト・ナのお仕事♪ だね」

――確かに、ある意味、ものすごく『大人の仕事』には違いない。

ブー! ブー!

面接十分前にセットしておいた携帯電話のバイブ音に、私はハッと我に返った。

美由紀に言ったことは、嘘じゃない。

どんな仕事でも、頑張る。

自分でお金を稼ぐのよ!

カチカチカチと、

出したウインカーの音が、『レッツ・GO!』とばかりに、私の背中を押した。