【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】



「いらっしゃいませ。大変申し訳ございません。ただいま満室ですので、あちらの待合室でお待ちいただけますか? 空室が出ましたら順番にお呼びいたしますので。フリードリンクとなっていますので、おくつろぎくださいませ」
 
 社長は頷いて番号札を受け取ると、フロントの女性が教えてくれた待合室の方へ私の肩を抱いてリードするように歩いていく。

 そのあまりのさりげなさに、驚く暇もあらばこそ。

 恋人つなぎの次は、肩を抱かれてしまった。

 なんだかこれ、恋人の親密度がだんだんアップしていってませんか?

 このまま進んだら、フルコース……。

 いやいやいや、ないないないっ!

 フロントから少し奥まったところにある待合室は、こぎれいな喫茶店といった感じだった。

 やはり、ここもオープンで、私たちを入れた四組のカップルが少し離れたテーブルに座っている。

 ちらりと視線を走らせてチェックしてみたら、皆私たちと同じ二十代くらいの若いカップルがほとんどだ。

 確かに、年配の人には、このオープンさは敬遠されてしまうかもしれない。