【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】



「来年、大学を卒業したら、結婚しないか?」

いきなりのプロポーズに、思わず息が止まる。

「……」

「茉莉?」

なぜ、感情メーターが振りきれそうな今、このタイミングでプロポーズ?

「……ずるい」

「へ?」

「今、そんなうれしいこと言われたら……」

ただでさえ決壊寸前だった私の涙腺は耐えきれずに、一気にダーっと涙があふれ出した。

せっかく、がんばってメイクしたのに、台無しだ。

慌ててハンドバックからハンカチを取り出そうとすると、頭を優しく引き寄せられた。