【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】



LDKの電気のスイッチを切った社長は、私を抱きかかえたまま廊下に出た。

そのまま、迷う様子もなく廊下を寝室へ向かって歩き出す。

このままでは、ベッドルームへ直行だ。

R指定がかかりそうな危ない未来しか見えてこない。

「社、社長、ちょっと、待ってください!」

焦った私が声を上げれば、社長は足を止めて「社長呼びは禁止。契約条件は順守してもらおうか?」と、ニッコリ微笑んだ。

取りあえず、足は止まった。

「うっ……。祐一郎……さん?」

「なんだ?」

次はなんとか時間を稼がなくては。

私は、せわしなく考えを巡らせる。そして、さらに時間を稼ぐ妙案を思いついた。

「ええと、お風呂に入りたい……です」

あははと、どうにか引きつり気味の笑顔を作る。

社長――、祐一郎さんが眠ってしまうくらい長風呂をする。あとは、ソファーでも借りて、タオルケットにくるまって眠ればいい。

よし。この路線でいこう!