【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】



「一般常識的に考えれば分かるだろうが、どこの世界に、社員の運転手をする社長がいるんだ?」

そうですよね。

わかります。

よーくわかります。

だけど、

「あの、大変申し上げにくいんですが、私、まだピカピカの若葉マーク……」

――なんです。

ごにょごにょごにょと、語尾が情けなく口の中に消える。

「別に問題ない」

問題あります。ありありです。

今乗っている軽自動車以外運転したことがないのに、

いきなり、こんな、ビックサイズな車、

それも、こんな、高級車、

恐くて、運転できないよーーーっ!

抗議の視線もなんのその、

意に介した様子もない社長は、さっさと『助手席』に乗り込み、シートベルトを締めてしまった。