それ、どんな論理。
というか、
そんなことで、変えてしまっていい予定なの?
「少し早いが、今から出かけるから後は頼むぞ、守。終業までには戻るつもりだが、はっきりとした時間はわからない」
――えっ、もう、行くの!?
心の準備ができていない私は、慌ててしまう。
「はいはい、了解です。こちらのことは気にせず、ごゆっくりどうぞ。茉莉ちゃんも、経費で美味しい食事ができてラッキー♪ くらいに気楽に楽しんでおいでね」
バイバイ、と手を振るスマイリー主任に見送られて、
「ほら、行くぞ」
「あ、はいっ!」
さっさと先に行ってしまった社長の後を、小走りに追いかける。
従業員通路を抜けて駐車場に出て、一番奥まった場所にあるガレージの前で、社長は足を止めた。
ガラガラと重い音を響かせて、自動シャッターが上がっていく。



