【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】



手加減なんかされた覚えは、まったくない。

面接日からいきなり、情け容赦ない『お風呂掃除攻撃』されて、ヘロヘロになった覚えはあるけど。

もしかしてあれは、誰にでもそうなんじゃなくって、私だからそうしたの?

さっさと、音を上げるように?

単なる、意地悪だった?

ズーンと、重量級の重しが、心に乗せられた気がした。

もしかして、

私の人を見る目って、節穴だらけなの?

『節穴~♪ 節穴~♪ 大節穴~♪』

黒悪魔茉莉が鼻歌を歌いながら、ガーンガーンと、大きなハンマーで私の後頭部を殴打している。

――ショック過ぎて、何も、言葉がでない。

呆然としている私を見やり、社長は、実に美味しそうにコーヒーを飲んでいる。

失意のどん底で浮かび上がってきたのは、小さな反発心。

なんか、ひどい。

生まれて初めての嬉し涙にくれた日に、

こんなの、ひどい。