【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】



仕事を一から丁寧に教えてくれたし、大変な時は、さりげなくフォローしてくれて。

この人が居なかったら私は、途中でギブアップしていたかもしれない。

本当に、感謝してもしきれない。

「色々とご指導、ありがとうございました。これからも……っ」

『よろしくお願いします!』

そう、元気に言おうと思ったのに。

ポロリと、あふれ出した嬉し涙が、続く言葉を一緒に押し流してしまった。

「あ、あっり……ござ、ますぅ……」

手の甲でぐしぐしと涙をぬぐい、

ちゃんと言おうとすればするほど、言葉は掠れて、更に涙はあふれ出す。

「あーあ。社長、女の子泣かしちゃだめじゃないですかー」

「誰が泣かすか。今のはむしろ、お前のせいだろう?」

「それは、違います。悪いのはいつも社長です。ボクは、いつでも正義の味方ですから」

「誰が『ボク』だ。気色悪い。お前はもういいから、早く帰れ」

「はいはいはい。お邪魔虫は、馬に蹴られないうちに帰りますよー」