【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】



「ほら、もったいぶらないで、さっさと言ってあげてくださいよ。こんなに緊張して、かわいそうじゃないですか。それともなんですか、それを見て密かに楽しんでるクチですか?」

「お前は……」

『はーっ』と長いため息を吐いて、社長は眉間をぐりぐりともみほぐしたあと、スマイリー主任から私の方に視線を移した。

視線と視線が真っ向からぶつかり合い、思わず、ダルマさんが転んだ状態で固まってしまう。

この一カ月、通勤日には少なくても出社時と退社時、一日に二回は顔を合わせて来たし、休憩時間にコーヒーを入れてあげたりして、それなりにコミュニケーションを取ってきたつもりだけど、さすがに一カ月程度では、この人の本音の部分を読めるようにはならない。

なりたい、とは思うけど。

そのチャンスも、不採用になってしまえばもう二度とは来ない。

こうして、せっかく再会できたのに、

それは、少し、

ううん、とても残念だし、淋しいと思う。