【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】



むしろ、照れ隠しなんじゃないかと、都合良く脳内変換されてしまう。

なんだか、俄然、親睦を深めたくなってきてしまった。

――そうだよ。

せっかく、懐かしい再会を果たしたんだから。

この完全防備されたような無表情の下の、素の表情を、少しでもいいから見てみたい。

それがただの好奇心か、それともそれ以外の『何か』なのかは分からないけど、私はそう思ってしまった。

「コーヒーでも、いれましょうか? 私、けっこう得意なんですよ。えっと、給湯室は……」

きょろきょろと視線を彷徨わせていると、

「……あの、角だ」

と、社長は、部屋の右奥のドアを指さし、教えてくれた。

――給湯室の場所を教えてくれたのは、私の申し出を、受け入れてくれたってことよね?

『コーヒーなんかいらないから、さっさと帰れ』

そう、言われなかったことに気を良くした私は、仕事の疲れも忘れて、いそいそと給湯室へと足を向ける。