【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】



――ううっ。

ため息、連発されてしまった……。

シュンと意気消沈していると、意外なほど優しい声と言葉が向けられる。

「謝る必要はない。君は、何も謝るようなことはしていないだろう?」

「え……?」

「悪いのは、若い女の子にいきなり深夜まで仕事をたのんだ、こっちの方だ。配慮が足りないと思ったから親父さんにも謝った。ただ、それだけのことだ」

――ええーーと。

どう反応すればいいんだろう?

表情の選択に困った私は、ただポカンと、間抜け面をして社長の話を拝聴した。

「むしろ君の労力で、急場を凌げたんだから胸を張っていい」

「胸……、ですか?」

あまり、起伏の激しくない自分の胸元に視線を落とせば、つられて社長も私の胸に視線を落とした。

が、次の瞬間、何も見なかったように、真顔で視線を逸らした。

――今、『胸ちいせー』とか、思った!

ぜったい、思った!