【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】



『祐兄ちゃん』。

一人っ子で兄弟がいなかった私には、本当のお兄ちゃんみたいな存在で。

優しくて、なんでも知っていて、大好きだった。

良く遊んでもらったっけ。

そうだ。

亀子さんを掬った夏祭りも、『祐兄ちゃん』と一緒に行ったんだった。

この人が、あの『祐兄ちゃん』?

スマホを耳に当てる社長をまじまじと見上げれば、ギロリと硬質の視線が投げ返され、反射的に視線をそらす。

『なぜ連絡をしなかった?』と、

『それぐらいは常識だろう?』と、

そんな怒りのオーラ―が滲み出していそうな、その強い視線に、思わずビビる。

――こ、怖いんですが。

このイケメンだけど怒らせたら怖そうな不動社長が、あの『祐兄ちゃん』?

なんだか、ちょっと、

ううん。

かなり、ショック。