他のみんなが、制服の下は薄手のTシャツ一枚で、下は半ズボン姿というラフな格好をしているわけが、よ~く分かった。
この運動量じゃ、すぐに汗だくになってしまう。
決して、絶対、何が何でも。
面接用カッチリスーツとかで、やってはイケナイお仕事だ。
『ピンチ・ヒッターでも、手順は変えるなよ?』
冷静に言い渡した不動社長のセリフが、脳内をぐるぐる巡る。
あれは、私に『お風呂掃除をさせろ』と言うことだったのだ。
――ああ。
なんだか、ちょっとへこんでしまう。
『やめちぇえ、やめちゃえ、こんな仕事♪
もっと楽に稼げる仕事があるさ~♪』
黒悪魔茉莉が、ピヨピヨ出現。
『ほらほら、やめちゃえ~♪』
白天使茉莉は、お疲れでもうお休みになったらしい……。
我ながら、情けないと思うけど……。
――ああ、誘惑に負けそう。



