合コンってこんな感じなんだ。
京子は友達の沙奈江に誘ってもらって初めてきた。
男子3人女子3人で話しているけどなかなか会話に入れない。
あたりまえだ。こんなはじめから男の人とうまく話せるわけなかったんだ。
友達の沙奈江はすごく盛り上がってこの前見た映画の話をしている。もう一人の女の子も同じように上手く相手の話を聞いている。
なんでいつも上手くはなせないんだろう。
友達からは聞き上手って言われるけどそれを全部のところでやってしまうと上手くいかない。
やっぱりこういうのは向いてないのかもしれない...
そういえば目の前の男の子はあんまり話しかけられても喋らないな。
顔はカッコイイのになー


そんなことをかんがえていると、もう京子は合コンをすぐに諦めてしまっていた。目の前のコップに注がれた水を飲む。
しかし、頭がボワっと暑くなりだして急に眠くなってしまった。そのまま京子はその波に身を任せて眠りについた。


目が覚めると広い肩におんぶされてるときづいたら
「目さめた?」

「ぎゃー!なんですかこれは⁉︎」

驚いて叫んでしまった。

「合コンで酒飲んでねむっちゃいましたよね?あの後みんないい感じでくっついちゃってたから余り物の俺があなたを押し付けられて追い出されたんですよ」

「ご、ごめんなさい!いろいろ迷惑かけて!じゃあ、さよなら!」

「ちょっ!待っ.....かばんど.....のー!」

そのまま京子は一目散におんぶ男から走って逃げた。