「でも、どうしてそんなに
心愛は嫌なの? 男子。」
ストローをさして、飲みながら私に問いかける千夏ちゃん。
だ、だって……
男子って……
「汗臭いし、下品だし……
それに
怖いじゃんかあ!!!」
そう答える私に
「ぷっ……はははは!!!」
爆笑する千夏ちゃん。
「ほ、ほら…心愛って
幼稚園の時から男子とあまり
喋ったりしてないからさ!!」
フォローしてくれるなっちゃんに
少し、感動する私。
「あ~。 それもあるのかも!
でも、もう決まったことなんだし!!!
この機会を利用して彼氏作ろっ!?」
千夏ちゃんの言葉に
「か、かれし……?」
耳を疑った。



