俺様王子とラブレッスン①




「っ、心愛…。」


気まずそうに声を出したのは瀬戸口くん。



「……葛西、さん?」



桃園さんも声を出す。





「……っ」


いずらくなった私は


無理やり笑顔になって


「じ、邪魔して…ごめんなさいっ…!!」

頭を下げてから保健室のドアを





ゆっくりしめた。




「……ふっ……うぅ……」


どうして……??



なんで、私は泣いてるの…?