「っ、心愛…。」 気まずそうに声を出したのは瀬戸口くん。 「……葛西、さん?」 桃園さんも声を出す。 「……っ」 いずらくなった私は 無理やり笑顔になって 「じ、邪魔して…ごめんなさいっ…!!」 頭を下げてから保健室のドアを ゆっくりしめた。 「……ふっ……うぅ……」 どうして……?? なんで、私は泣いてるの…?