わあっ…!?


まだ、立っちゃダメなのに…。


そう思っていると


「先生、コイツ俺が運んでくよ」


男子のコートから




瀬戸口くんが出てきた。



「し、瞬……。」

驚いた顔をしてそう呟く桃園さん。


「まーた、派手に当たったな。
ほら、いくぞ」

そう言って軽々と桃園さんのことを

お姫様抱っこすると


保健室側に歩き出す。




あ、れ………??



なんで?



どうして、胸がズキッてなるの…?